Google Meetとは?便利な機能から使い方までわかりやすく解説!今すぐ使えるマニュアルも大公開中
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、多くの企業がオフィスワークからテレワークに働き方をシフトしています。テレワークをする上で必要不可欠となるのがオンライン会議ツールの導入。ZoomやSkype、Microsoft Teamsを始めとする様々なオンライン会議ツールが提供されているなか、どれが自社に適したツールなのかわからず、お困りの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Googleが提供するオンライン会議ツール「Google Meet」の便利な機能や使い方をご紹介します。今すぐ使えるGoogle Meetのマニュアルも公開しておりますので、そちらもあわせて参考にしてみてください。
>>あわせて読みたい!「テレワーク導入のポイントとは?2020年日本の働き方を変える考え方を解説!」
ZoomやMicrosoft Teamsについてはこちらの記事をご覧ください。
・Zoomの使い方とは? マニュアルで分かりやすく解説!テレワークや教育現場で活用されている「Zoom(ズーム)」の使い方
・Microsoft Teamsとは?導入のメリットから使い方までわかりやすく解説!今すぐ使えるマニュアルも大公開中
目次
Google Meetとは?
Google MeetはGoogleが提供するオンライン会議ツールです。以前は有料のG Suiteユーザーのみ利用できるサービスでしたが、2020年5月から無料のGoogleアカウントユーザーも利用可能になりました。
主な機能
・音声通話・ビデオ通話
参加者は音声通話とビデオ通話のどちらで参加するかを選択することができます。
・チャット
通話中にチャットメッセージを送ることができます。管理者はチャットの履歴を有効にするか無効にするか設定することができ、無効にした場合はメッセージが24時間後に消去されます。
・画面共有
参加者が任意で画面共有をすることができます。
・会議の録画・保存
有料のG Suite Enterpriseユーザーは会議の録画・保存をすることができます。無料版は対応していないことに注意しましょう。
【マニュアル公開】Google Meetの会議の録画方法
その他にも、参加者の強制退出、話者へのスポットライト、自動字幕生成(2021年1月21日現在は日本語未対応)といった機能があります。
無料版と有料版の違い
無料のGoogleアカウントユーザーと有料のG Suiteユーザーでは、Google Meetで利用できる機能が一部異なります。ここで、無料版と有料版の機能の違いを確認してみましょう。
機能 | 無料版 | 有料版(G Suite) |
---|---|---|
ビデオ通話 | ○ | ○ |
音声通話 | ○ | ○ |
チャット | ○ | ○ |
画面共有 | ○ | ○ |
時間制限 | 60分 (2021/3/31まで無制限) |
無制限 |
最大参加人数 | 100人 | Basic:100人 Business:150人 Enterprise:250人 |
会議の録画・保存 | ✕ | Enterpriseのみ○ |
ライブ ストリーミング |
✕ | Enterpriseのみ○ |
ノイズ キャンセリング |
✕ | Enterpriseのみ○ |
ブレイクアウト ルーム |
✕ | Basic:✕ Business:○ Enterprise:○ |
料金 | 0円 | Basic:680円/月 Business:1,360円/月 Enterprise:3,000円/月 |
(2021年1月21日現在)
無料版に比べて有料版は会議時間や参加者数の制限が緩和されており、録画機能やライブストリーミング機能が充実しています。大人数の会議を開催する頻度が高い場合や、会議の録画・配信をしたい場合には有料版がおすすめです。2021年3月31日まで無料版でも時間制限なく会議を行うことできるため、まずは無料版のGoogle Meetを試してみて、不都合を感じた場合に有料版を検討してみると良いでしょう。
Google Meetを利用するべき理由とは?
他のオンライン会議サービスとの違い
他のオンライン会議サービスとの無料版における機能の違いを以下の表にまとめました。サービスごとに最大参加可能人数や時間制限などに違いがあるため、目的に応じて何を重視するべきなのか考えて選びましょう。
Google Meet | Zoom | Teams | Cisco Webex Meetings | |
---|---|---|---|---|
参加可能人数 | 100人 | 100人 | 300人 (*1) |
100人 |
アカウントなしで参加 | ○ | ○ | ○ | ○ |
表示可能人数 | 49人 | 49人 (*2) |
49人 | 25人 |
画面共有 | ○ | ○ | ○ | ○ |
時間制限 | 60分 (*3) |
40分 (*4) |
24時間 | 50分 |
ブレイクアウトルーム | ✕ | ○ | ○ | ○ |
*1 ビデオまたは音声通話でチャットに参加できるユーザーの数は20名
*2 デフォルトでは25人まで。設定変更により49名まで表示可能
*3 2021年3月31日までは無制限
*4 参加人数が2人の場合は無制限
(2021年1月21日現在)
Google MeetはGoogleアカウントユーザーであれば誰でも利用でき、専用アプリケーションをインストールする必要がありません。Googleアカウントを元々持っている人は多いため、手軽にオンライン会議を導入しやすいメリットがあります。
安心のセキュリティ
オンライン会議では秘匿性が高い内容を話し合うシーンもあるでしょう。そのため、オンライン会議ツールを選ぶうえでセキュリティの高さは重大な要素となります。
Google MeetはGoogleの強力なインフラ上でサービスが構築されており、高いセキュリティを誇っています。世界で数十億のユーザーがいるサービスを展開しているGoogleでは、他社サービスに比べて徹底したセキュリティ対策を行っているため、秘匿性が高い会議も安心して開くことが可能です。
会議の開催方法が充実している
Google MeetではGoogleカレンダーやGmailからも会議を開催できるため、既にこれらのアプリを業務で利用しているユーザーにとって会議を開くハードルが低いというメリットがあります。また、幅広いデバイスやブラウザをサポートしており、新たにアプリをインストールせずにブラウザ上で利用可能であることも魅力の一つです。
Google Meetで会議を開始する方法
Google Meetで会議を開始する方法は使うデバイスによって異なります。会議を始める前にそれぞれの方法をチェックし、スムーズに会議を始められるように準備しましょう。
出典▶Google Meetヘルプ「Google Meet でビデオ会議を開始する」
PCを使用する場合
・Googleカレンダーから会議を開始する方法
Teachme BizではGoogle Meetで会議を開始するためのマニュアルを公開しています。Googleカレンダーから会議を開始する方法は「Google Meetの会議への参加方法」のSTEP1~5をご覧下さい。
・Google Meetから直接会議を開始する方法
Google Meetから直接会議を開始する方法は「Google Meetの会議への参加方法」のSTEP6~9をご覧下さい。
・Gmailから会議を開始する方法
① Gmailにアクセス
② サイドバーの「会議を開始」をクリック
③ オプションを選択し、「今すぐ参加」をクリック
④ 会議参加後、他ユーザーを追加
・会議コードを共有する場合:「参加に必要な情報をコピー」をクリックし、共有
・メールで招待する場合:「ユーザーを追加」をクリックし、名前またはメールアドレスを入力後「招待状を送信」をクリック
・電話で招待する場合:「ユーザーを追加」をクリックし、「通話」をクリック後電話番号を入力(G Suite アカウントで作成された会議でのみ利用可能)
スマートフォン・タブレットを使用する場合
・Googleカレンダーアプリから会議を開始する方法
① Googleカレンダーアプリ(iPhone・iPad、Android)を開きます
② +、[予定] の順にタップ
③ 参加するユーザーを追加し、[完了] をタップ
④ [保存] をタップ
・Google Meetアプリから会議を開始する方法
① Google Meetアプリ(iPhone・iPad、Android)を開きます
② [+ 新しい会議] をタップして会議を開始するか、[会議コード] をタップして会議コードを入力
③ [会議に参加] をタップ
Google Meetの会議に参加する方法
Google Meetで開催されている会議には、Googleアカウントを持つ全てのユーザーが参加することができます。使うデバイスにあわせて参加方法をチェックしましょう。
出典▶Google Meetヘルプ「ビデオ会議に参加する」
PCを使用する場合
・Googleカレンダーから会議に参加する方法
① Googleカレンダーで、参加したい予定をクリック
② [Google Meetに参加する] をクリック
③ 表示されたウィンドウで [今すぐ参加] をクリック
・Google Meetから会議に参加する方法
<予定されている会議を選択して参加する方法>
① Google Meetにアクセス
② スケジュールされている予定のリストから会議を選択
③ [今すぐ参加] をクリック
<会議コードまたはニックネームを入力して参加する方法>
① Google Meetにアクセス
② [ミーティングに参加または開始] をクリック
③ 会議コードまたはニックネームを入力
※ニックネームはG Suiteユーザーのみ利用可能
④ [続行]、[今すぐ参加] の順にクリック
・URLから会議に参加する方法
① 会議開催者に共有された会議URLをクリック
② 画面の手順に沿って会議に参加
・Gmailから会議に参加する方法
① Gmailにアクセス
② サイドバーで [会議に参加] をクリック
③ 会議コードまたはニックネームを入力
④ [参加] をクリック
スマートフォン・タブレットを使用する場合
・Googleカレンダーアプリから会議に参加する方法
① Google カレンダーアプリ(iPhone・iPad、Android)で、参加したい予定をクリック
② [Google Meetに参加する] をクリック
③ 表示されたウィンドウで [今すぐ参加] をクリック
・Google Meetアプリから会議に参加する方法
<予定されている会議を選択>
① Google Meet アプリ(iPhone・iPad、Android)を開きます
② 下から上にスワイプして、予定されている会議を表示
③ [参加] をタップするか、リストから会議を選択して [会議に参加] をタップ
<会議コードまたはニックネームを入力>
① Google Meet アプリ(iPhone・iPad、Android)を開き、[会議コード] をタップ
② 会議コードまたはニックネームを入力
※ニックネームはG Suiteユーザーのみ利用可能
③ [会議に参加] をタップ
・URLから会議に参加する方法
① 会議開催者に共有された会議URLをクリック
② 画面の手順に沿って会議に参加
さらにリモートワークを快適にする機能とは?
Google Meetにはこれまでご紹介してきた機能以外にもたくさんの機能が装備されています。ここでは、リモートワークをする上で役に立つ機能を新機能や拡張機能とあわせてご紹介します。
他参加者の強制ミュート
他参加者のハウリングや雑音が気になる場合、会議の主催者は他参加者のマイクを強制的にミュートすることができます。ただし、プライバシー上の理由から他参加者のミュートを解除することはできないことに注意しましょう。
仮想背景
出典▶Google Cloud Product News (2020/7/3)
オンライン会議で自宅を映したくない時、仮想背景の設定をすることでプライバシーを守ることができます。これまでGoogle Meetは仮想背景に対応していませんでしたが、2020年11月より仮想背景を設定できるようになりました。
Googleが提供している画像やユーザーが持っている画像を背景に用いることが可能です。ただし教育機関のユーザーが主催する会議では、手持ちの画像を使うことができないため注意しましょう。Google Meetでは仮想背景のほかにも、背景ぼかし機能といったユーザーのプライバシーを保護するための機能が備わっています。
仮想背景の設定方法は以下のマニュアルをご覧下さい。
【マニュアル公開】【Google Meet】背景を設定する方法
ホワイトボード
ホワイトボードへの書き込みや共有を行うことで、言葉や文字では伝えづらいことを状況に合わせてわかりやすく伝えることができます。主催者が編集権限を与えることで、参加者もホワイトボードの編集が可能です。
ホワイトボードの使い方はこちらをご覧下さい。
Q&A機能・アンケート機能(有料版のみ)
出典▶Google Meetに導入されるQ&Aとアンケートの機能を使用して、会議をよりインタラクティブにするための5つのヒント
2020年10月より有料版ではQ&A機能とアンケート機能が利用可能となりました。これらの機能は参加者間のコミュニケーションを活発にしたり、即座にフィードバックを集めたりすることに役立ちます。ただし、無料版には対応していないことに注意しましょう。
その他の便利な拡張機能
また、Google Chromeの拡張機能をインストールすることによって、Google Meetをもっと便利に活用することができます。ここでは4つの拡張機能をご紹介します。
・絵文字でリアクションができる「Nod - Reactions for Google Meet」
・参加者の出欠を確認できる「Meet Attendance」
・スペースバーで簡単にミュート解除できる「Google Meet Push To Talk」
・自動で会議の文字起こしをする「Tactiq Pins for Google Meet」
まとめ
今回はテレワークに役立つオンライン会議ツールの一つとしてGoogle Meetをご紹介しました。新型コロナウイルスの流行をきっかけに、今後はますますテレワークの需要が高まっていくことかと思います。これを機に現在利用しているサービスを見直してみてはいかがでしょうか。本ブログでは、他のオンライン会議ツールであるZoomやMicrosoft Teamsについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧下さい。
>>Zoomの使い方とは? マニュアルで分かりやすく解説!テレワークや教育現場で活用されている「Zoom(ズーム)」の使い方
>>Microsoft Teamsとは?導入のメリットから使い方までわかりやすく解説!今すぐ使えるマニュアルも大公開中
Google Meetの使い方に関するマニュアルを大公開!
記事内でご紹介したマニュアルを含め、スタディストが提供するビジュアルSOPマネジメントプラットフォーム「Teachme Biz」で作成したGoogle Meetマニュアルを一挙にご紹介します。公開マニュアルのためログインすることなくご覧いただけます。ぜひご活用ください。
・Google Meetの会議の録画方法
・Google Meetの会議への参加方法
・音声通話やGoogle Meetの問題を解決する方法