生産性とは?計算や分析の仕方、生産性向上の施策を簡単に解説
生産性という言葉は、働き方改革や業務改善の際に使われる機会が多くなってきました。
特に生産性の向上は、どんな業種・業界の企業においても、大きな課題とされています。
しかし、よく使う言葉だからこそ、正しい意味を理解せずになんとなく使ってしまっている人も多いのではないでしょうか?生産性は定量的に測定できるものなので、生産性向上を図る際には、必ず定義や数値化の方法の確認が必要です。
そこで本記事では、実際に生産性分析をするための詳しい計算方法に加え、生産性の高い企業の特徴や生産性向上のための施策などについてご紹介します。ぜひ、生産性の見直しの際にお役立てください。
目次
そもそも生産性の定義とは?
よく耳にする生産性という言葉ですが、皆さんはその言葉の意味をご存じでしょうか?また、何をもって「生産性が高い」というのか、説明できる人は少ないのではないでしょうか。
まずは、生産性という言葉の定義とその重要性についてしっかりと理解をしておきましょう。
生産性を定義するのは「生産要素」と「成果物」の2つ
生産性とは、簡単に言えば、生産活動を行う際に投入した「リソース量(労働力や資本など)に対して得られた生産物の産出量の比」のことを指します。ここでの生産物とは、生産活動によって得られた利益や付加価値などのことです。
もし少ないリソースから多くの生産物を生み出せているならば、リソースを効率的に利用できている状態であり、「生産性が高い」と表現できます。
上記の内容を計算式を用いてわかりやすく表すと、以下の通りです。
例えば、A店では毎日5人で1日100杯のラーメンを売り、B店では毎日4人で100杯売っているとします。リソースの投入量を店員数、得られた生産物の産出量を一日の販売数とすると、A店の生産性は20(杯/人)、B店の生産性は25(杯/人)となり、B店のほうが生産性は高いと表現できます。
このように、生産性は目に見えない概念ではなく、数値として可視化や客観的な比較が可能なものなのです。
「生産性向上」と「業務効率化」の違い
生産性向上と並んでよく登場するのが、「業務効率化」という言葉です。この2つはイコールの意味で捉えられがちなのですが、若干ニュアンスが違います。
業務効率化は仕事の無駄な作業時間など省いて、より効率的にするための改善活動のことを指します。一方で生産性向上は、より少ないリソースで生産量の増加や高品質化、付加価値提供を行うなど、製品に対して新たな価値を生み出すための取り組みです。
業務効率化は生産性向上のための手段のひとつではありますが、両者はしっかりと区別して、適切な施策を打ち出す必要があります。
業務効率化の方法について詳しく知りたい方は以下の資料を参考にしてみてください。
生産性の向上が注目される背景
現在、日本では、多くの企業が生産性の向上を重要視し、様々な取り組みを行っています。では、なぜそのような流れになってきたのか、背景について解説しましょう。
日本の生産性の現状
世界中の国々と比較して、日本の生産性は決して高くないのが現状です。
公益財団法人 日本生産性本部は、1981年から毎年、世界の国々におけるGDPや労働生産性などのデータを収集し、国際比較や日本の立ち位置についての資料を発表しています。そのうちのひとつ、「労働生産性の国際比較2021」によると、OECDのデータに基づく日本の時間あたりの労働生産性は、49.5ドル(5,086円)とOECD加盟38か国中23位、1人あたりで見ても78,655ドル(約809万円) で38か国中28位となっています。
製造業に限っても、2019年は95,852ドル(1,054万円)31か国中18位といった厳しい結果となり、日本はアメリカのたった約6割の生産性しかないことが分かります。
また主要先進7か国(G7)中では1970年以降、常に最下位の状況が続いていることが問題視され、早急に生産性の現状と向き合い、改善することが求められるのです。
参照元:公益財団法人 日本生産性本部「労働生産性の国際比較」
労働力不足
今、日本では少子高齢化の傾向が止まらず、各企業にとって労働力の確保が喫緊の課題となっています。総務省が2022年4月に公表した「労働力調査」によると、2021年平均の就業者数は6,667万人で、前年度から9万人もの減少となりました。その中でも15〜64歳の主要な労働力人口は5,755万人と実に16万人もの減少となり、非常に深刻な状況にあると分かります。
デジタルやIT技術が進歩している近年でも、企業において、事業活動を存続させ、新しいビジネス価値を創出し成長させていくためには人材のリソースが必要です。しかし、思ったように採用ができない、あるいは定着率が良くないといった形で人材不足に悩む企業も非常に多いです。こうなると、「新たな人材を確保すること」よりも、「既存の労働者1人あたりの生産性向上を目指すこと」を目的に取り組むことが重要になります。
働き方改革
企業が生産性向上への様々な取り組みを行うと、従業員にとってのメリットも大きくなります。そのうちのひとつが、働き方改革の実現でしょう。働き方改革とは、厚生労働省が旗振り役となり、労働者一人ひとりが個々の事情に合わせ、働き方を柔軟に決められるようにするための改革のことです。
生産性が向上すると、例えば長時間労働が減り、その代わり私的な自由時間や育児や介護といった個人にとって必要な時間に充てられるようになります。従業員のメンタルヘルス改善につながることで、昨今話題となっている企業の「健康経営」も可能になるでしょう。価値観が多様化している現代では、ストレスなく健康的に働くことができ、自己実現を図れる働き方改革の重要性がますます高まっているのです。
そしてその実現には、生産性向上が深く関わっています。
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よく使われる生産性の主な4種類
「生産性」と一言で言っても、実は様々な種類があります。ここではその中でも、よく使われる労働生産性、人時生産性、資本生産性、全要素生産性の4つをご紹介します。
労働生産性
労働生産性とは、「労働者数または労働時間に対して生産される成果物の割合」を示したものです。企業において生産性というと労働生産性を指す場合が多く、頻繁に用いられる考え方です。
労働生産性を求めることで、労働者1人あたり(または労働1時間あたり)どれくらい成果物に貢献しているのか、どれくらいの利益を生み出しているのかを可視化できます。
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人時生産性
人時生産性(にんじせいさんせい)とは、「従業員1人が1時間当たりに生み出した成果物の割合」を示したものです。人時生産性が高いと短時間で効率的に利益を生み出していることになるため、競争力を高める上で重要な指標となります。
労働生産性と似ているため混同されやすいですが、人時生産性は投入した生産要素が従業員の総労働時間であり、従業員1人の1時間当たりの成果物を示しているため、より限定的な意味をもっています。
資本生産性
資本生産性とは「資本(機械設備や土地など)1単位に対して生み出された付加価値額の割合」を示したものです。こちらは労働生産性とは異なり、資本1単位あたりの値を出すため、保有している資本がどれだけ利益に役立てられているのかを可視化できます。計算方法は、一般的に資本への投資額に対する成果物の値で表されます。稼働率や利用頻度を上げることにより成果物も多くなるため、資本生産性を向上できます。
全要素生産性(TFP)
全要素生産性(TFP:Total Factor Productivity)は「労働や資産を含む投入した全ての要素に対して得られた成果物の割合」を示すものです。通常、労働人数や資本量などの全ての要素を数値化して計算することはできないため、全体の生産量の変化率から労働や資本の変化率を引いて全要素生産性の増減を求めます。
分析する際に使用する全要素生産性の値の具体的な求め方は、生産性分析の指標紹介の項目で詳しくご紹介します。
「生産性」を定量的に測定するには?
計算式にある通り、必要な数値さえわかれば生産性は定量的に測定可能です。自社の生産性を知るなら、まずは上記の計算式に当てはまる業務上の数値を、部門ごとに一定の単位で見える化しましょう。
必要な項目は、例えば以下の通りです。
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項目例:
- 売上
- 仕入高
- 減価償却費
- 人件費
- 原材料費
- 販売費
- 外注費
- 運用費
測定には、ExcelはもちろんさまざまなITツールを活用することもできます。業務上の数値を明確に見える化できれば生産性分析が可能になるだけでなく、生産性向上のための業務効率化にも取り組みやすくなるでしょう。
生産性向上プロジェクトの指針となる「生産性分析」とは?
生産性を見直す際には、実際に生産性分析をする必要があります。まずは生産性分析とは何を示すのか、生産性分析のメリットとは何かをご説明します。
生産性分析とは?
生産性分析とは財務管理の一つで、投入した資源がどのようにして付加価値を生み出したのかを分析することです。生産性分析では主に、物的生産性、付加価値生産性、全要素生産性の3つ指標を用います。
分析に用いる指標と生産性の種類によって生産性の値が大きく変わるため、どの指標を用いるのか、どの生産性について分析するのかを明確にしておきましょう。
生産性分析のメリット
生産性分析を行うと生産性の現状を可視化できるようになるため、生産性の到達目標を掲げやすくなります。
また、目に見える形で一人ひとりの成果や生産性向上のための施策の効果がわかると、従業員全体のモチベーションアップにもつながります。
生産性分析の主な指標と計算方法
生産性分析は、基本的に生産性の定義でもご紹介した以下の式で計算します。
生産性分析では上記の式の「得られた成果物」の部分や「投入した要素」を目的に合わせて適切に設定することで分析を行います。その際に使う主な指標が「物的生産性」「付加価値生産性」「全要素生産性」の3つです。それぞれの指標の意味と計算方法をご紹介します。
物的生産性
物的生産性とは、生産した量や大きさ、重さなど物理的に計測可能なものを成果物として計算する生産性です。労働者数や労働時間に対する物的生産性は、物的労働生産性と表現します。物的生産性を求めることで、投入した生産要素1つあたりの生産量や生産数を求められます。物的生産性は、製造業では特に用いられることが多い指標です。
付加価値生産性
付加価値生産性とは、生産額(売上高)から原材料費や外注加工費など外部から購入した費用を除いた付加価値を成果物として計算する生産性です。付加価値生産性は、付加価値額を投入した生産要素で割ることで計算できます。
全要素生産性(TFP)
全要素生産性とは、付加価値生産性に資本データを加味して計算したものです。ここでは、分析を行う際に用いる計算方法をご紹介します。
計算は物的生産性や付加価値生産性に比べて複雑になりますが、技術革新や経営戦略など、広義な意味での生産性について分析ができます。
指数で表されたαと(1-α)は、それぞれ労働分配率と資本分配率を表しており、分析する際に重要度に合わせて任意に設定することで全要素生産性を求めます。
労働者や資本の投入量を増やしていないのにもかかわらず得られた成果物が上がった場合は、技術革新やイノベーションなどの外的要因による可能性が高いと推測できるでしょう。
生産性は景気の影響を受ける
内閣府が2007年に発表した「平成19年度 年次経済財政報告」によると、日本における労働生産性の平均伸び率は、1980年代が3.4%、90年代には2.2%、2000年以降は2.4%と、若干ながら下降や上昇を繰り返し、変動していることが分かります。
そもそも労働生産性の上昇率は、以下の2つが原因とされます。
- 資本深化(資本装備率の上昇)
- 全要素生産性(TFP:Total Factor Productivity)の上昇率
資本深化とは、単純に労働者1人が利用できる資本設備、つまり、リソースの分量が増加することです。労働者1人が使えるリソースは「資本装備率」と呼ばれます。
また、資本装備率は、資本を投入した労働量(労働者数×労働時間)で割ることによって計算できます。資本装備率が増えると、それに伴い、労働生産性も向上するというわけです。
一方、全要素生産性は、前述した通りの意味ですが、その伸びに関しては、資本や労働の投入量だけでは測れない、全投入要素の生産性の上昇に対して寄与した分となります。つまり、明確に計算したり定義付けたりができず、あくまで生産の上昇に寄与する「何か」でしかないのです。例えば、労働者に対して実施した教育や訓練、あるいはITシステムやツールの導入といったことが考えられるでしょう。また、産業間のリソース配分や市場への参入・撤退なども影響を与えるとされます。
これらの要素に分解した上で年代ごとに見ていくと、その時々の景気の変動によって、生産性は変化していることが分かります。特に製造業では、実に本来の生産性の約1.5倍もの影響を受けるともいわれているのです。
参照元:大和総研「経済分析レポート」
このように、企業が生産性向上を目指す上で、定量的な要素以外に非定量的な要素についても、様々な角度から抽出し、何が影響を与えているのかをしっかり見ていくことは非常に重要です。
生産性の高い企業と低い企業の違いとは?
生産性の高さは事業規模や業種によって異なります。自分たちの企業は他の企業に比べて生産性にどのような特徴があるのかを理解し、生産性の到達目標を立てる際に参考にしてみてください。
中小企業と大企業の違い
労働生産性という観点において、中小企業と大企業では大きく異なる要素があります。
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大企業:ITツールの導入や設備投資などの成長投資がしやすい
中小企業:資本装備率が低く最新機会の導入が難しい
上記のような違いから、大企業の労働生産性は技術革新とともに向上しやすい状態にあると言えます。中小企業にも労働生産性の高い企業は存在しますが、それらの企業は成長投資を多くしているという特徴があります。
成長投資を行うと一時的に資本生産性は下がりますが、最先端の技術を取り入れることができるため労働生産性が上がり、結果的に全要素生産性も上がります。
出典:経済産業省「中小企業・小規模事業者の生産性向上について(平成29年10月)」
業種による違い
生産性は業種によっても異なります。業種には大きく分けて資本集約型と労働集約型と知識集約型の3つがあります。
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資本集約型:多くの業務を労働力よりも資本設備に依存する産業のこと。例)ガス産業、不動産業
労働集約型:業務を労働力に依存する産業のこと。例)サービス業、流通業
知識集約型:人間の知的労働に依存する産業のこと。例)情報通信業、コンサルタント業
上記3つの業種は、生産性の観点から見ると以下のような特徴があります。
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資本集約型:資本は必要だが少ない人数でも効果的に利益を生み出せる
労働集約型:多くの人員が必要で1人あたりの付加価値額が低くなる
知識集約型:資本が少なくても効率的に利益を生み出せる
このように業種によって生産性の高さは異なるため、生産性の到達目標を掲げる際にはできるだけ同じ条件の業種を参考にしてください。
企業風土の違い
企業風土とは、その企業において共通の認識となっている独自の価値観やルールのことです。自然発生的なもので、故意に作り出せるものでも、ルールとして特に明文化されているものでもありません。しかし、その企業で働いていると、何となく雰囲気や業務の進め方などから感じとれるものです。
企業風土という観点においても、大企業と中小企業とでは違いがあり、さらに各企業によってもそれぞれ異なる風土が存在します。また、その企業風土は従業員がどのような思想を持ち、どのように行動するのかに対し、大きな影響を与えます。そのため、その企業で働く従業員の生産性の高さにも違いが表れるようになるのです。
生産性向上のおすすめ施策8選
業務内容をマニュアルで明確化
見落としがちなのが業務マニュアルの整備です。簡単な作業ほどマニュアルの情報が古かったり、細かい手順が抜け落ちたりしていることが往々にしてあります。マニュアルが古いと作業が従業員の自己流になりやすく、品質にバラつきが出るもの。まずはマニュアルを整備して業務内容を明確化し、無駄な作業は撤廃しましょう。
マニュアルの整備について詳しくはこちらの記事でも解説しています。
マニュアル作成の目的と必要性とは?上手に活用するためのポイント
コア業務への投資を手厚くする
「少ない投資で成果を最大化する」という生産性向上の目的を考えると、投資はルーチンワークのようなノンコア業務よりも、成果を直接生み出すコア業務に集中させたほうが効率的です。
例えばメール送信などのノンコア業務に対してはテンプレートを充実させたり、データ抽出であれば自動化したりするなどの取り組みでリソースを生み出し、コア業務に割くことが肝要です。
普段の業務からムダな作業を洗い出す
コア業務でもノンコア業務でもない「無駄な作業」は、廃止を検討しましょう。何のためにやっているのかわからず社員のモチベーションを下げ、貴重な経営資源を損なってしまいます。
「ミスをしたときの報告書」などが良い例です。ミスの再発防止を目的としており、実際に成果がある場合は良いのですが、ただ単に従業員への懲罰として行われているのであれば、無駄な作業だと言えるでしょう。
適材適所の人事配置を行う
これまで当たり前とされてきた終身雇用制度から、個々が自身のキャリアについて責任を持ち、自由な働き方を選べる制度を取り入れる企業が増えています。しかし、会社側が従業員それぞれのスキルや希望を把握せず、適切な人事配置ができていないと、従業員の不満は募るばかりです。そのままでは、せっかくの人材がより自己実現できる他の企業へ転職という形で流出してしまうリスクもあります。
そのため企業には、雇用制度が変わりつつある現代社会に適応し、従業員のスキルを的確に把握した上で、強みや才能を活かしつつ、さらに伸ばせる環境に人材を配置することが求められます。それによって、従業員エンゲージメントが高まり、生産性の向上にもつながっていくでしょう。
従業員一人ひとりのスキルアップを図る
生産性向上というとデジタルツールを活用する発想になるかもしれませんが、IT化が進んだとしても人の手が必要な業務はまだまだ数多く存在します。
そういった業務にとって重要なのが、個人のスキルアップです。スキルが高まれば作業スピードが上がり、生産性も高まるでしょう。
社員を教育する際は、習熟度に応じたフォローアップ研修や勉強会などを定期開催して、常にスキルを高められるような工夫をしてみてください。
従業員のモチベーション維持
モチベーションが下がると、業務中のミスや作業スピードの低下につながります。逆にモチベーションを維持・向上させればこういった懸念は少なくなり、生産性向上の一助となります。
人によってモチベーションの源泉となる要素は異なりますが、少なくとも労働環境や評価制度など、明らかにモチベーションに関わる部分に問題があれば、早急に改善しましょう。
社員同士の信頼関係の構築
生産性向上において意外と重要なのが、社員同士の信頼関係です。チームでの業務はもちろん、たとえ個人で行う作業であっても、組織で働く以上は誰かと関わることになります。社員同士が普段から信頼関係を築いておけば協力して仕事を進められるので、それだけ生産性向上にもつながります。
IT技術の積極的な利用
デジタル化が進む社会においては、IT技術の活用も必要不可欠です。例えばルーチンワークなどがある場合は、RPA(Robotic Process Automation)などで作業を一部自動化することが可能です。マニュアルをクラウド上にアップして検索性を上げるのも、立派なIT技術の活用例と言えるでしょう。
手作業では時間がかかってしまう業務をIT技術によって一瞬で終わるようにすれば、その分従業員は人にしかできないコア業務に集中でき、生産性を高められます。
まとめ
この記事では、生産性について、その定義から分析方法、生産性の高い企業の特徴についてご紹介しました。一言で「生産性」といっても複数の種類があるため、意味はさまざまです。生産性について考えるときは、どの生産性をどの分析指標を用いて分析するのか明確にした上で、到達目標を掲げましょう。
日本は世界と比べて生産性の低い国です。景気影響を受けやすい生産性にとって、日本はいまだ好景気とは言いがたく、また、少子高齢化が進む状況下では、ますます労働力の低下は避けられないでしょう。そんな中、生産性についての理解を深めたら、生産性の向上に取り組み始めてはいかがでしょうか?生産性向上の対策方法は以下の記事に記載しておりますので、合わせてぜひご覧ください。
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