“あってないような”マニュアルから“共通の教科書”に

―――貴社の事業内容をお聞かせください。

当社は、創業よりクレジット事業を主軸に事業展開を行ってまいりました。2005年のヤマトグループ入りを機にEC向けの決済事業の展開を始め、現在、BtoB取引における請求業務の一括代行し売掛金の保証までを行う決済サービス（『クロネコ掛け払い』）を提供しています。これまで培ってきた「与信力」とヤマトグループのもつ機能や情報を活用し、顧客の利便性向上と売り手企業様の事業成長を支援することを通じて、豊かな社会の実現に貢献したいと考えています。

ヤマトクレジットファイナンス株式会社 物流金融事業部 BtoB事業開発課 課長 中島 晃 様

―――Teachme Biz導入の背景を教えてください。

マニュアルはTeachme Bizの導入前からありましたが、「マニュアル化する/しない」から、ソフトやフォーマット、格納場所まで、個人判断に任せっきりになっていて、実際上手く活用できておらず、“あってないような”状態でした。また、教える側が“一子相伝”のようにやって見せながら教えていたため、教わる側のスキルにも差異が生じていました。そこで、統一感のある使いやすいマニュアルを作るため、Teachme Bizを導入しました。

―――Teachme Bizを選んだ決め手は何でしたか？

最大の決め手になったのは、使いやすさと導入のしやすさです。決めてからすぐ導入できて、パソコンのスキルに依らず、高品質のマニュアルが出来るのは魅力的です。例えば、経費の処理や宅配伝票の発行、当社サービスの非対面営業時に加盟店様から届く書類に対しての手続きといった、作業マニュアルが約30種類。マニュアルの中身にも依りますが、早いものなら30分で完成します。今までのやり方で1週間かかっていたものでも、1日あれば完成します。Teachme Bizなら早くできるうえ、統一感もあるので非常に有用です。

Teachme Bizで作成した実際のマニュアル

手間のかかっていたマニュアル作成も“やらされ感”なく！

―――スタッフの反応はいかがでしたか？

マニュアル作成を担当するのは私を含めたチームのメンバー4名ですが、全員に公開してシェアしています。最初のうちは、「とにかく皆で使っていこう」という空気を意識していました。
さらに、「グッジョブボタン」でモチベーションもアップ。アクセス状況も確認できて効果が測定しやすいので、マニュアルの浸透が実感できるのもいいですよね。

―――導入の効果はいかがでしたか？

人材育成のためにマニュアルは必要ですが、作る手間を考えると切り出せませんでした。ところが、Teachme Bizならアプリ内で、画像の加工処理まで可能です。頭の中でイメージしながらどんどん作っていき、軌道修正も手軽にできます。作成方法を教える必要もなく、現在では、主体的に作るようになりました。
また、社内の情報を整理しやすくなりました。「こういうときはこうすればいい」という、ノウハウを残しておけるのは有益ですよね。Teachme Bizで予習しておいてもらい、マニュアルに基づいて説明すれば、人材育成にかかる時間は短縮。新入社員の成長スピードが速くなっていることも実感しています。
今となっては、Teachme Bizありきで私たちの仕事が回っていると言っても過言ではありません。

オンラインマニュアルや取扱説明書として外部公開

―――今後の活用計画を教えてください。

Teachme Bizで動画やスライドショーを用いて要点をまとめれば、システムの設定や操作方法もわかりやすくなります。社内向けマニュアルとしてだけでなく、『クロネコ掛け払い』の加盟店様向けのマニュアルとしても活用していきたいですね。