マニュアル未整備による諸問題をクリア!
―――貴社の事業内容をお聞かせください。
ベルクスは、八百屋さん・肉屋さん・魚屋さんの集まり、いわば「専門性追求型スーパーマーケット」。
旬の商品・選び方・食べ方をお勧めできれば、会話も弾み、お買物も食もお楽しみいただけるはず。
日本人の食生活が大きく変化する中でも、専門的知識と技術を研鑽することで、食文化の伝承を実現させてまいります。
―――Teachme Bizを導入した背景を教えてください。
それまで何度もOffice系ソフトでマニュアルを作ろうと試みたことがあったのですが、なかなか上手くいかず、マニュアルがほとんど無いような状態が続いてきました。その要因となっていたのが更新の煩雑性や、紙面では伝えづらい作業が多かったこと。Teachme Bizなら動画や写真も使えて簡単に作れそうだと感じたことから、実際に作成を担当する側も経営側も満場一致で即導入が決まりました。
導入の目的は大きく分けて3つ。店舗数の増加とともに広がってしまった店舗格差を解消すること。それぞれのやり方ではなく、作業を標準化すること。「働き方改革」という社会風潮の中で、少しでも働きやすくなるようにすること。目的達成に向けて2018年9月頃から、全社的なプロジェクトとして始動しました。
遂に出会いを果たした待望のマニュアルツール
―――どのようにマニュアル作成を進めていきましたか?
それまではマニュアル化が必要だと思うことがあれば、私自身がカメラで撮影、ソフトで編集していたので、たった5分のマニュアルでも1日以上かかっていました。しかし、Teachme Bizは撮影しながら編集もできるので、30分もあれば出来上がります。マニュアル作成の初心者でも使いやすいので、230の目標数にも到達することができました。
また、プロジェクトメンバーのモチベーションを維持できたのも、作成の負荷を最小化してくれたTeachme Bizのおかげです。
マニュアル数230達成!ビギナーでも簡単作成
――実際にどのようなマニュアルがありますか?
部門によって差はありますが、青果、精肉、鮮魚、惣菜、グロサリー、レジなど、全社的に使用している状況です。
なかでも、使用頻度が最も高いのが、惣菜部門。例えば、直火焼き鳥のタレをつけるタイミングなど、Teachme Bizで事前にポイントを確認できるので、初めてでもこんがりと中まで火が通った状態で焼けます。
そのほか、お弁当もかなりの種類があるのですが、おかずや漬物、バランの数や位置も決まっているので、ビジュアルで確認しておくことで、入社したばかりでもスムーズに作ることができます。
タスク配信で状況に合わせた売り場づくりが実現
――――導入の効果はいかがでしたか?
スーパーマーケットは、その日の気温や季節の変化、相場変動によって、売場がガラッと変わります。ただ、全店舗に判断できる責任者がいるわけではありません。スーパーバイザーがタスクとして配信することで、全店舗で均質な売場づくりが可能になります。
自身で判断するのが難しい若手マネージャーの助けとなり、店舗格差の緩和につながっているのではないでしょうか。
また、分からないことがあったときなどには、人に気を遣って質問できないことがあるようですが、Teachme Bizは閲覧も簡単なので、通勤時間で予習・復習できるのもいいですね。
ベトナム人留学生の育成・定着に大きく貢献
―――留学生が多いと伺いましたが、留学生に対してはどうですか?
人事部に4年前からベトナム人の社員がおり、Teachme Bizがないときは、紙のマニュアルをベトナム語に書き起こし各店舗のベトナム人アルバイトに展開してましたが、大量なので読むのも大変、また言語の壁から日本人社員が教育するのも一苦労で、ベトナム人社員が常に相談の為、各店舗を駆け回るような状態でした。
Teachme Bizは画像や動画で各作業手順が簡単にわかるので、これを見ればベトナム人アルバイトは作業手順を覚えることができる。しかも読みやすい。
画像と動画は言語の壁を超えるのに適していますし、これまでベトナム人社員に頼り切りだった状態を抜け出すことができました。
“やっと出会えた”ツールとともに、地域社会に貢献できる企業に
―――今後の活用計画を教えてください。
Teachme Bizは、当社にとって“やっと出会えた”ツールです。私にとってはもちろん、実際に使用することになる店舗のアルバイトやベトナムからの実習生、留学生など、新入社員にとっても最高のツールであることは、間違いありません。
しかし、今率直に感じているのは、まだまだ十分に使いきれてないということです。ただ、活用を推進していこうという社内風土は確実に定着しつつあります。
Teachme Bizをもっと活用することで、店舗で働く従業員たちがより仕事しやすく、楽しく作業を覚えられるようにしたい。そして、生産性を向上させることによって、お客様に対して向き合う時間を増やし、地域に貢献できる企業にしていきたいです。