社内稟議がスムーズに通った、最高のコストパフォーマンスと安全性
―――貴社の事業内容をお聞かせください。
KRフードサービスは、基幹業態である和食チェーンレストラン「かごの屋」事業を中心に、専門レストラン事業、高速道路サービスエリア内や海外を含め、100店超を展開しています(2018年5月現在)。しかし、それぞれの事業は規模を追い求めているだけではありません。チェーンレストランでありながら、1店1店がお客様に「最高のごちそうさま」を届けられるお店であることを目指しています。
―――導入前に抱えていた課題は?
当社では、年に4回大きなメニューチェンジを実施しています。季節メニューと合わせると、年間で10回はメニューが変わることになるのですが、その都度、紙のマニュアルを印刷・納品・回収していました。修正して送り直すこともあり、大変な手間になっていました。
また、紙のマニュアルは各店舗に1部ずつしかありません。持ち帰りやコピー、写真撮影は原則禁止にしていたため、店舗スタッフの間で順番待ちが発生するという状態で、課題に感じていました。
―――Teachme Biz導入の決め手は?
導入の効果ももちろん重要視しましたが、最大の決め手となったのはコストパフォーマンスの良さです。「やりたいこと」・「やりたい範囲」を考えたときに、他のサービスと比較して最も低いコストで実現できるのがTeachme Bizでした。情報漏えいリスクなどセキュリティ面の懸念に関しても、定期的なパスワード変更によってクリアしました。このような運用ができる管理者側の使いやすさも決め手の一つです。
社内浸透のコツは、「段階を踏む」こと
―――どのようにTeachme Bizを運用していますか?
デジタル端末に不慣れなスタッフがいることは想定済みでしたので、極端なやり方ではなく、ソフトに移行するために、半年間は紙のマニュアルと併用。そのあと、紙のマニュアルはモノクロで印刷してあえて見づらくすることで、Teachme Bizへと誘導していきました。
導入から1年。レシピマニュアルを中心に活用してきましたが、グリーティング等の接客にも使いはじめました。マニュアル作成は約4名ですが、閲覧するのは従業員約6,000名です。店舗のパソコンで見ることも可能ですが、基本的には、個人のスマートフォンを使用してもらっています。
メニューチェンジの際に調理研修をするので、店長・料理長から現場の意見をヒアリングしています。その意見に応えれば、もっと使ってもらえる。本部の態勢も整い、徐々に活用が広がっていく手応えを感じています。
マニュアル更新は1週間から”一瞬”に。年間150万円のコストカットも実現!
―――導入の効果はいかがですか?
時間面では、紙のマニュアルを本社便で納品・回収するのには1週間かかるところ、Teachme Bizではボタンひとつですぐ変更・配信可能です。マニュアルの更新が1週間から”一瞬”に短縮されました。手書きで直すように指示しても、現場では実際のオペレーションはおろか、マニュアルさえ修正されていないことがありましたが、今では確実に修正することができます。
コスト面では、紙のマニュアルの際にはカラーコピー代に年間300万円かかっていたのが半減しました。時間はまだ少しかかるとは思いますが、最終的には、紙のマニュアルはゼロを目指したいと思っています。
店舗の業務負荷を軽減することで、料理とサービスの質の向上に集中
―――今後の活用計画を教えてください。
水道栓のパッキン交換など、店舗でも簡単にできるメンテナンスもマニュアル化して、費用対効果をアップさせたいと考えています。また、アルバイト採用の初期導入教育にも取り入れたいですね。
調理研修では、料理長だけが調理の仕方を見て、それを店舗に持ち帰り、実際の食材や調理器具、店舗のレイアウトで再現することによって、アルバイトにも伝えてもらわなければなりませんでした。料理はちょっとしたタイミングでも違うものになってしまいますが、動画や静止画を織り交ぜれば、より正確に伝えることができます。Teachme Bizを見てもらったあと、トレーナーが声を掛けて理解度を測ることで時間を削減。単純に手を抜くのではなく、しっかり押さえるところは管理して、メリハリをつけるわけです。
伝えることを簡単にし、“人”でしかできないところにもっと集中することで、クオリティを高めたいと考えています。教え方も標準化されるので、会社の財産にもなるのではと思っています。
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https://biz.teachme.jp/casestudy/krfoodservice/ (事例動画あり)