病院内のマニュアルを電子化。情報共有をスムーズに。
東京慈恵会医科大学では、数年前より医療現場でのICTプロジェクトを進めています。2016年1月には、3,200台のスマートフォンを導入し、医師、看護師、管理課に配布しました。スマートフォンに様々なアプリケーションを導入し始めているのですが、アプリケーションを新しく導入すると、使い方を教えられる環境を整えることも求められ、画像でわかりやすくアプリケーションの使い方等を展開できるTeachme Bizの導入を決めました。ツールの使い方だけでなく、既に存在していた院内のマニュアルも順次電子化して、情報共有の円滑化を進めています。
導入の第一段階では「MDM(モバイルデバイスマネジメントツール)の操作方法」等、管理側での業務、操作フローの共有や、「OSのアップデートの仕方」「アプリのサインインの仕方」といった、スマートフォンを利用したことがないメンバーを対象とした初歩的な使い方のマニュアルを作成・展開をしました。
第二段階として、院内に共通して存在するマニュアルの電子化を行いました。「抗菌薬使用ガイドライン」「セーフティマネジメントマニュアル」など、携帯が義務付けられているマニュアルをTeachme Bizに登録し、個々人で分厚い紙の冊子を携帯しなくても良いようにしています。
第三段階では、医療機器の操作方法など、各部で独自に必要とされるマニュアルを作成していく予定です。本院麻酔部、看護部、感染制御部、臨床工学部の4部、及び各拠点の管理部で、現場での業務マニュアルをTeachme Biz化し、運用状況を見ながら順次利用範囲を拡大したいと考えています。