レシピのひと手間まで全店舗で再現し、商品価値を向上
商品開発の効率化にも貢献

  • 飲食サービス業
  • #1,000名以上
  • #業務品質向上
  • #人材育成・研修
  • #季節性業務の周知
  • #店舗間の情報共有
ポイント
導入目的 メニューレシピを全店舗に展開
課題 店舗スタッフが手軽にレシピを閲覧できない、商品の再現性が低い
効果 正確で迅速なレシピ共有、再現性の向上、商品開発効率化と質の向上

「大人がくつろげるバーガーカフェ」をコンセプトに全国展開される、株式会社フレッシュネス様。鮮度や美味しさにこだわり尽くした手作りメニューだけでなく、店内の雰囲気やBGMなど、そこで過ごす時間を含めた上質な食生活を提案されています。

特に主力商品であるハンバーガーやレモネード、チュロスといったデザートなど、こだわりの商品は、全国150以上のどの店舗であっても、同じ価値を提供するために重要な要素です。
こだわりのメニューレシピを全国の店舗に周知し、誰が調理してもその味と見た目を再現するためにTeachme Bizを活用されている、株式会社フレッシュネス マーケティング本部 商品部 課長 商品開発担当 逆井 里奈 様 、久保田 幸穂 様にお話をうかがいました。

他のチェーンでは真似できないフレッシュネスのこだわりを
全国の店舗で再現するために

―――導入の背景を教えてください。
逆井様(以下、敬称略) フレッシュネスバーガーのこだわりは、美味しくするため・価値を感じていただくために、他のフードチェーンでは真似できないようなひと手間をかけることです。例えば、まろやかな味わいになるようレモネードには店舗でスライスしたレモンのはちみつ漬けを使用。フレッシュチキンはバッター液につけて揚げ、ポテトは一番美味しく召し上がっていただくために揚げたてで提供しています。それ以外にも、生のアボカドはオーダーを受けてから切っているのですが、いかに角が立ってキレイに見えるかまでこだわってカットしています。
これらのこだわりは、全国の店舗スタッフが正しくレシピを再現できないと、お客様に届ける事ができません。
ですので、「商品のレシピをどのように店舗に届け、店舗でどのように再現できるようにするのか」は、私たちにとって重要なテーマです。

多くのファンを魅了するハンバーガーやサイドメニュー。健康を第一に考えた新鮮な素材を使い、手間ひまかけて作られている。

久保田様(以下、敬称略) 以前は紙媒体でレシピを共有していました。しかし、紙媒体のレシピは探しづらいうえ、異物として混入してしまうリスクも考えられます。また、紙面の言葉だけでは細かいニュアンスが伝わりにくく、店舗によってレシピの再現性や商品クオリティに差異があったのも事実です。
そこで、動画なら視覚化できて再現性が高められるのではないかと考え、レシピ動画を制作してオンラインストレージサービスで管理していたこともありますが、店舗スタッフはすぐ見られる環境にありません。どの店舗でも同じレシピを再現するためにも、動画を見たか見ていないかということは重要ですが、作成してアップロードするだけで閲覧状況を管理できていませんでした。

逆井 そのようなレシピ共有の課題を感じていたときに紹介いただいたのが、Teachme Bizです。それまで作ったレシピ動画を取り込むだけで、短期間で準備でき、タスク配信機能を使えばレシピ公開後すぐに各店舗に通知が届きます。Teachme Bizであればそれまで課題だったレシピの共有が即座に周知徹底できると考え、導入を決めました。

マニュアル化できないニュアンスもTeachme Bizで迅速かつ正確に伝達・浸透

―――具体的な活用方法について教えてください。
久保田 レギュラーメニューを始め、年間8件以上のキャンペーン商品、ドリンクやスイーツメニューなど、すべての商品レシピを動画マニュアルとしてTeachme Bizで揃えています。特にキャンペーン商品のレシピは毎回タスク配信を行い、店舗に周知徹底しています。さらに店舗ごとの閲覧状況を本部内でも共有し、すべての店舗がレシピを閲覧するように働きかけています。

営業中はレシピ動画をじっくり見る時間はないので、基本的にはバックヤードで事前にレシピを把握することで、スタッフが実際の調理時にレシピを再現できるようにしています。

ハンバーガーやドリンクなどすべての商品レシピのほか、アレルギー情報などの帳票をTeachme Bizに掲載。

逆井 レシピを動画にしたことで一連の動きが分かりやすいと好評で、動作や見た目から受け取れるニュアンスや感覚といったマニュアル化しきれないことも、動画を用いればうまく表現できます。例えば、チキンのバッター液のつき具合は動画でしか伝わらないニュアンスです。視覚にこれくらいついていれば良い、こういう動きをして一回払えばフライヤーに入れてOK、といったイメージをつけることは、調理にとってとても重要で、言葉では表現できないところだと思います。
初めて調理する場合でも動画によって細かい手順や作り方のイメージが湧きやすく、店舗スタッフも自然と調理に対してポイントを意識できるので、再現性が向上できたと感じています。

商品開発の効率化へも貢献
オペレーションマニュアルや帳票も一元管理

―――導入の効果はどのようにお感じでしょうか。
逆井 Teachme Bizを導入したことで、レシピを検索でみつけやすくなり、さらに紙媒体のように異物混入の恐れがない状態で安心して調理できるようになったことは、店舗にとって大きな利点でした。
また、新人スタッフにはレギュラーメニューのレシピ動画を見てもらうことで、教育ツールとしても活用できており、指導を担当する先輩スタッフの負担も軽減しました。

久保田 レシピ以外では、アレルギー・栄養成分や原産地、賞味期限を記した帳票の共有にも活用しています。こうすることで最新の情報を店舗に伝達することができますし、店舗でも困ることがありません。
また、万が一レシピなどの情報を変更しなければならなくなった際も、再アップするだけで完了できるので、これまでのようにデータを更新して更に印刷し直し、店舗に送付・周知するといった工数も削減できました。

フレッシュネスバーガーのこだわり商品は実際の店舗のキッチンで日々開発されている

逆井 また、商品開発でも役に立っています。開発現場では携帯電話をエプロンに入れてTeachme Bizがすぐ活用できる状態にしています。
そうすることで、例えば過去のメニューややり方を参考にしたいときは、検索で過去のメニュー確認もできますし、考案したものを記録したいときもすぐに動画で対応できます。試作段階からの下書きも見直しながら開発ができ、開発におけるスピードや質が向上しました。

―――Teachme Bizを活用して、どのようなことを目指していきたいですか?
逆井 近年は外国人スタッフの採用が活発化しています。このように多様な人材であっても、直感的に理解できる動画のレシピは大変役立ちます。
Teachme Bizを最大限に活用することで店舗との連携を迅速化し、もっと多くのスタッフの理解度とともに店舗での再現性をさらに高めていきたいです。
他のフードチェーンとは一線を画す、フレッシュネスバーガーならではの味や見た目においた価格以上の感動を味わっていただき、フレッシュネスで豊かな時間を過ごしていただけるよう、邁進していきたいです。

会社概要
会社名 株式会社フレッシュネス
URL https://www.freshnessburger.co.jp/
所在地 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 ランドマークタワー12階
事業内容 バーガーカフェ「フレッシュネスバーガー」のチェーン展開

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