反転学習は本当に効率がいいの?反転授業とはなにか、事例からやり方までをご紹介


 近年、従来の授業スタイルとは正反対のやり方である「反転授業」が教育現場で注目を集めています。この情報通信技術を活用した新しい教育方法は一体どのようなものなのでしょうか?

 本記事では、反転授業とは何か、反転授業のメリット・課題やその解決策に加え、企業の人材育成での活用事例をご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

反転授業とは?

 反転授業とは、従来の「授業」と「宿題」の役割を全く逆にした授業形態のことを言います。

 従来は「授業」を受けて知識をインプットし、授業後に「宿題」を通して知識のアウトプットをする、という学習スタイルが一般的でした。それに対し、ビデオ講義の視聴により授業に先立って知識のインプットを済ませておき、授業の演習を通してインプットした知識をアウトプットする、というのが反転授業の学習スタイルです。

反転授業のメリット


 では、従来のスタイルを全く逆にすることで得られるメリットとは一体なんでしょうか?
反転授業には大きく3つのメリットがあります。

学習意欲の向上

 従来のような知識のインプットに焦点を当てた授業ではなく、演習やプレゼンテーション、ディスカッションを通した知識のアウトプットに焦点を当てる授業を行うのが反転授業の特徴です。教師や他の生徒と教え合ったり、意見を交わしたりしながら発展問題に取り組むことで、生徒が積極的に学習する意欲を向上させることができます。

教師が生徒の理解の度合いを把握できる

 授業は事前に習得した知識をアウトプットする場となるため、教師は演習を通して生徒個人個人の理解度を確認できます。それにより、それぞれの生徒の進捗や得意、不得意に合わせた学習のサポートができ、生徒のより深い理解に繋がります。

繰り返し学習できる

 かつて「授業でわからないことがあり、そのまま授業が進んでしまったためその後の内容が全てわからなかった」という体験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。反転授業ではビデオ講義によって知識の習得を行うため、完璧に知識を習得するまで何度も繰り返し講義を受けることができます。

反転授業の事例

 佐賀県武雄市内の小学校11校、中学校5校では、既に「スマイル学習」と呼ばれる反転授業を導入しています。小学校3年生以上の算数、4年生以上の理科、2~4年生の国語、中学校全学年の数学と理科を対象とし、生徒一人一人にタブレット端末を支給しました。

 実際に「スマイル学習」を体験した生徒からのアンケート結果によると、92%の生徒が動画の内容を「よく分かった」「だいたい分かった」、87%の生徒が明日の授業を「とても楽しみ」「少し楽しみ」、また96%の生徒が授業内容を「よく分かった」「だいたい分かった」と答えており、「スマイル学習」は高い評価を得ています。

企業の人材育成に活用


 実は、反転授業が効果的なのは学校だけではありません。習得した知識を実際に使うことに重きを置いている反転授業は、企業の人材育成でも高い効果を発揮します。それでは、具体的に人材育成におけるどのような点で反転授業は効果的なのでしょうか?

教わる側と教える側の負担を軽減

 教わる側の人は教える側の人がいなくても、各自で基本的な業務内容を繰り返し学習することができるため、わからないことがある度に質問をしに行く手間が省けます。

 また、教える側の人は基本的な業務内容を繰り返し教える必要がなくなり、質問されたことだけに答えればよくなるため、人材育成に割く時間を短縮することができ、双方の負担軽減に繋がります。

実践的なスキルを身に付けられる

 基本となる業務内容を各自で予習することにより、研修ではディスカッションやプレゼンテーションといった参加型、体験型の学習体験ができ、より実践的なスキルを身に付けることができます。

反転授業の課題


 学校の教育現場でも企業の教育現場でも効果的な反転授業。しかし、実際に反転授業の導入を進めるにあたって、教える側、教わる側の双方にいくつかの課題が存在します。

教わる側の3つの課題

・IT環境の整備

 事前に教材を見ておくための端末や、インターネット回線といったIT環境を整備しておく必要があります。

・予習をする時間がない

 今まで予習の習慣がないことが多いため、どのタイミングで予習時間を捻出するか分からない場合があります。他にやるべきことで忙しく、予習をする時間がないと十分に知識を習得できず、反転学習の成果が出づらくなってしまいます。

・予習なのでやる気が出ない

 反転授業の大前提として、教わる側は各自が事前に知識を習得しておく必要があります。
ところが教わる側の人の中には、教える側が近くにいないために「予習をサボってもバレないだろう」「予習をしなくても実際のトレーニングを受ければ大丈夫だろう」という考えが生まれ、十分な知識の習得ができないままとなってしまう人もいます。

教える側の3つの課題

・IT環境の整備

 教材を配信するための端末や、インターネット回線といったIT環境を整備しておく必要があります。

・教材が用意できない

 教える側は、教わる側が事前に知識を習得するための講義動画やマニュアルといった教材を用意する必要があります。しかし、実際は他の業務で忙しく、教材を新たに作成したり、整備し直す時間がない場合が多々あります。

・予習を徹底させられない

 教える側は教わる側に予習をサボらせないような工夫が必要です。ところが、他の業務に追われていたり、実際に教わる側と会う機会が少なかったりする場合、予習を促すことが難しくなります。

反転学習ならTeachme Biz


 では、これらの課題を解決し、効果的な反転授業を行うにはどうすればよいのでしょうか?ここで有用となるのがマニュアル作成ツールである「Teachme Biz」です。

 「Teachme Biz」は、時間や場所を問わずマニュアルの作成、閲覧ができるクラウド型マニュアル作成ツールです。画像、動画、テキストを活用した「ビジュアルSOP(Standard Operating Procedures=標準作業手順書)」により、文字ベースのマニュアルよりわかりやすく作業手順を明確に定義できます。作成したデータの共有、管理も容易です。

 ここでは「Teachme Biz」が反転学習に効果的である4つのポイントをご紹介します。

スマホやタブレットから閲覧可能

 「Teaachme Biz」ではパソコンはもちろん、スマホやタブレット端末からマニュアルの作成、閲覧をすることができます。そのため、個人が既に持っている端末で教材の配信や閲覧を行うことができ、企業や学校側が新たにIT環境を整備する必要がなくなります。

予習時間を最小限にする教材を作成可能

 単に教師が説明をし続ける講義動画を見ているだけでは、どこが重要なのかわかりづらい上に、後から見直した時にどこがわからなかったのかを遡るのに手間がかかるため、予習に必要以上の時間を要してしまいます。

 対して「Teachme Biz」では、画像や動画を用いたステップ構造のマニュアルが作成できるため、どのステップが重要なのかをわかりやすく強調することができます。また、ステップを遡ることで簡単に躓いたところを見直すことが可能であるため、予習にかける時間を必要最小限にできます。

マニュアル作成にかける時間を短縮し、教える側の負担を軽減

 「Teachme Biz」では簡単で直感的な操作により、時間をかけずに統一されたマニュアルを作成することができます。これにより、教える側のマニュアル作成にかける時間が短縮し、負担を軽減することができます。

予習の実施状況が確認可能

 タスク配信機能を活用すれば、予習しておくべきマニュアルをタスクとして配信し、閲覧や完了状況を把握することができます。これによって、教わる側が予習をしていない状況を防ぐことができます。

 さらに、トレーニングコースの設計機能を使えば、個人の属性に合わせて習熟すべきマニュアルをコース化することができ、現時点での習熟度や、目指すべきゴールを明確にすることができるため、学習効率の向上が期待できます。

まとめ

 反転授業は、従来の授業で行っていた知識のインプットを各自で事前に行っておく代わりに、授業では演習を通した知識のアウトプットを行う形態です。

 従来のやり方に比べて学習効果が高く、より実践的なスキルを身に付けることができるため、学校の教育現場だけでなく、高度なスキルを持った人材を育てたい企業の教育現場でも反転授業は効果的です。しかし、反転授業を実際に導入するにあたって、現状ではまだまだ多くの課題があります。

 「Teachme Biz」は、パソコンはもちろん、スマホやタブレットを用いて、誰でも理解しやすいビジュアルベースのマニュアルをステップごとに簡単に作成できます。クラウドベースで全社的にデータを共有できるだけでなく、閲覧状況の確認やトレーニングコースの設計も容易です。反転授業の導入でお悩みなら、「Teachme Biz」によるマニュアル作成をぜひご検討ください。
 

最新資料ダウンロード