深い業界知識を強みにお客様に伴走し、医療現場のDXを推進
日本ステリ株式会社
営業推進本部 企画開発部 部長
内田 直人 様
聞き手:株式会社スタディスト
TOPICS
- 労働力不足に対してマニュアルの需要が高まる
- 業界知識を活かして総合的なサポートを提供
- 医療現場のDX推進、業務効率化を目指す
労働力不足に対してマニュアルの需要が高まる
まずは貴社の事業概要について教えてください。
当社はH.U.グループホールディングス株式会社の100%子会社で、病院向け滅菌業務のリーディングカンパニーです。手術等で使用した医療機材を安全に再利用できるよう滅菌することは、医療の質を維持し患者さんを感染から守る重要な役割を担っています。
近年の医療業界の人材トレンドについてどのように感じていますか?
他業界でも同様の傾向がありますが、少子高齢化による労働力不足が深刻です。特にコロナの影響で看護師の離職も増えています。一方で高齢化により患者は増加しており、医療従事者の負担が増しています。また、医師の働き方改革に伴い、タスクシフト・シェアの動きも加速しています。そのような状況下でマニュアルの重要性は高まっていて、特にTeachme Bizは電子化されていないマニュアルが多い医療現場で大きな効果を発揮できると感じています。
Teachme Bizについて、どのようなところが魅力でしたか?
使いやすさと作成のしやすさが高評価でした。また、医療現場特有の専門用語が多い中、画像や動画を活用できる点も大きなメリットです。新人でも画像と照らし合わせながら業務ができるようになり、生産性向上につながっていますし、紙やExcelで管理していたマニュアルをTeachme Bizに移行することで、効率化も図れます。 お客様にご紹介した時には、まずはスマートフォンやタブレットでマニュアルを見られることに驚かれる方が多い印象です。一方で、従来のWordやExcelによる自由度の高いレイアウトに慣れている方には抵抗感もありました。しかし、画像や動画の活用、マニュアルの統一化などのメリットを感じていただき、採用に至っています。
業界知識を活かして総合的なサポートを提供
貴社では、単なる紹介だけでなく、作成の代行や運用アドバイスなどトータルで提案をされています。どのようなところが強みだと思われますか?
やはり医療業界における豊富な知識に基づいてアドバイスを行える点が他社とは異なる大きな強みだと考えています。また、自社でしっかりとTeachme Bizを活用し、作成や運用に関する知見が溜まっているところも、お客様へ説得力のあるご提案につながっているのではないでしょうか。医療従事者は日々の業務に追われてマニュアル作成の時間が取れないので、当社が作成をお手伝いすることで、スムーズな導入・運用が可能になりますし、どのマニュアルから作成すべきかといったアドバイスもおこなっています。
スタディストとの連携において、良かった点を教えてください。
新機能の事前情報提供や、お客様のご利用環境に合わせた柔軟な対応など、とても助かっています。また、定期的なオンラインミーティングで悩み相談ができる点もありがたいですね。セールスに関するアドバイスや学会へのノベルティ提供など、多岐にわたるサポートをいただいています。今後は、業界別の導入事例や改善事例などをより詳しくご提供いただけたら嬉しいです。
医療現場のDX推進、業務効率化を目指す
今後の展望についてお聞かせください。
医療業界は今後さらにスタッフ不足が進むと予想されます。そのような環境下で病院の現場でもDXが求められていますが、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」の制約もあり、クラウドサービスの導入へのハードルが高い病院は多く存在しています。一方で、全職員がスマートフォンを活用しているような先進的な病院もあり、今後DXは確実に加速していくでしょう。我々も病院との接点を活かし、DX推進のサポートを行っていきたいと考えています。 医療業界は、特有の専門用語や環境があるため、時にはコミュニケーションが難しいこともあるかもしれません。そういった際には、我々がサポートさせていただきますので、今後もぜひ連携を深めていければと思います。医療現場の効率化、ひいては患者さんへのより良いケアにつながる取り組みを、一緒に進めていけることを楽しみにしています。