いつでもスマホで学べるから、「仕事を覚えられない」が解消
―――貴社の事業内容をお聞かせください。
すかいらーくグループは現在、国内および台湾に、ファミリーレストラン、ブッフェレストラン、各種施設内の飲食店、洋菓子・洋惣菜専門店など、合計約3,200店舗を展開中です。美味しくかつ安全・安心な料理と気持ちのよいサービスを、お手頃な値段と清潔な心地よい空間で味わっていただくことにより、一人ひとりのお客様の生活がもっと豊かになるような店舗づくりを目指しています。
―――Teachme Biz導入の背景を教えてください。
主にふたつの目的があります。ひとつは、アルバイトスタッフの定着率を高めることです。離職理由を調べてみると、「業務内容が複雑で覚えられない」というケースが多いことが判りました。また、以前に比べて学生アルバイトの労働時間が減っているとともに、トレーニングの機会も少なくなっているのも事実です。
そのため、マニュアルを店舗のデバイスでも個人のスマートフォンでも自在に見られるTeachme Bizによって、OJTや紙のマニュアルに頼らない自学自習の機会を作ることができると考えました。定着率が上がれば習熟度も高まり、料理やサービスの品質も向上するので、お客様満足度の向上にもつながります。
もう一つの目的は、年々増えてきている外国人従業員に対して、より理解度の高いマニュアルを提供することです。文字だけのマニュアルでは、「こんがり焼く」などの日本語のニュアンスを伝えるのは難しいですが、静止画や動画をベースにしたマニュアルなら、ビジュアル・音などで認識できるので、習熟度が高まります。

画像・動画で学べるので、外国人従業員も習得しやすい
―――Teachme Bizを選んだ決め手は何でしたか?
導入企業が多くて安心であったことと、全国で10万人いるアルバイトに使ってもらうことを想定していたので、コストパフォーマンスの良さが決め手でした。Teachme Bizは、非常にリーズナブルだと思います。
指先ひとつで作れるマニュアルツールだから、スピーディーな情報共有が可能
―――どのようなマニュアルを作っていますか?
現在、最も利用しているのは調理マニュアルです。季節ごとに入れ替わるフェアメニューでも、Teachme Bizを使えば、目で見て早く覚えてもらうことができます。
マニュアル作成をスピーディーに行えるメリットを活かして、体系立てて学ぶために作り込んだ新人研修マニュアルのようなものではなく、期間限定のフェアメニューやルール変更、緊急時の通達などで多く活用できればと考えています。
―――現在、スタッフ個人のスマートフォンでも閲覧できるようにしていらっしゃいますが、セキュリティ面での懸念はどのように解決されましたか?
紙のマニュアルよりもクラウドツールを利用した方が、アクセス制限もかけられますし、むしろ安全であるという判断に至りました。

文章だけでないので、理解度が高まる
自学自習を実現!アルバイトの強い味方
―――導入の効果はいかがでしたか?
導入当初はなかなか浸透しませんでしたが、閲覧状況の低い店舗に視聴を呼び掛けるなど何度かアナウンスをした結果、利用者数・利用回数は順調に増えていきました。
Teachme Bizはマネジャー達から非常に高い評価を受けています。IDとパスワードを発行すれば、個人のスマートフォンで閲覧することも可能ですので、アルバイト自身がマニュアルを確認する時間が増え、商品やサービスの品質向上に結びついています。
従来、メニュー改定の際には、エリアマネジャーが本部で調理講習を受け、各店舗に伝えてきました。趣旨や意図、セールスポイント等を伝えるため、講習自体をなくすことはありませんが、アルバイト自身が自学自習でき、アルバイトにとって、とても強い味方です。
すかいらーくグループの全ブランドで活用へ
―――今後の活用計画を教えてください。
最初に導入したガストには2017年、全店へ展開しました。それぞれのメニュー改定のタイミングに合わせて、2018年3月にはステーキガスト、4月にはジョナサン・バーミヤン・夢庵にも導入。ガストでの好事例が評判のため、他ブランドからもはやく入れてほしいという声があがり、主要ブランドへ展開をしています。よりお客様にご満足いただけるよう、サービス品質の向上に努めてまいります。