導入事例 協和製作所様|マニュアル作成・共有ツール「Teachme Biz」

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熟練者の“当たり前”を全ての人の"当たり前"に変えるTeachme

協和製作所様

業種
利用規模
用途
導入目的 海外顧客への迅速なサポートができる体制構築
課題 熟練者減少によるトラブル時の対応不可リスク増大
効果 トラブル発生時の対応方法などのノウハウを集約
参考プラン Premium 5(新規販売終了)

協和製作所は横浜市に本拠を構える鋼板を中心としたコイル加工ライン設備の設計・製作をしている企業。車や家電などに使用される部品等の製造工程では、“コイル”と呼ばれるロール状になった鋼板を加工するのが最初の仕事となる。鋼板を伸ばし、適切な大きさ・幅に切り分け、製品を作り上げる。協和製作所が提供している“製造ライン”は、工場の屋台骨とも言えるのだ。

熟練した作業員が必要だった昔と違い、最近は自動化が進み、熟練度に依らず作業員が扱える製造ラインが登場していると言う。協和製作所は早くから“ライン自動化”を手がけていたこともあり、導入や運用に関する知識、ノウハウが豊富だった。しかし、「自動化により熟練者が減ったことで、トラブル発生時に迅速な復旧が難しくなってしまった側面もあります」。そう語るのは協和製作所の製造部技術サービス課課長、宮崎伸哉さん。

効率化が進む一方で新たな悩みが生まれてしまった。その解決方法をTeachmeに見いだした同社の代表取締役天明佳幸さん、宮崎さんにTeachmeの活用方法、想定しているアイデアを聞いた。


自動化が生んだ新たな悩み。複雑さが増すサポート体制

協和製作所 代表取締役の天明佳幸さん

協和製作所 代表取締役の天明佳幸さん

製造ラインは工場の命とも言える。ラインの停止はそのまま生産量に影響し、売り上げに直結。特に協和製作所が手がける製造ラインは、素材から製品を作り上げる下準備を担っている。つまりは、協和製作所が手がけたラインの停止は、その後に続く製造プロセスの停止にも繋がってしまうのだ。

「弊社のお客様は、その次のお客様、つまりは製品販売事業者様、部品メーカー様への影響を懸念されています。鋼材を加工しなければ製品が作れず商材が用意できなくなる、部品の製造もできなくなってしまいます。ラインの停止が自分たちだけでおさめられないんです」(天明さん)

国内工場であれば日本語での対応ができ、技術者を派遣し迅速な対応ができる。しかし、海外工場では、言語の壁、海外渡航での時間ロスが生じてしまい、停止が起きてしまった場合の復旧が大幅に遅延してしまう。

「海外の工場では、日本語を理解できるスタッフは事務職に限られるケースも存在します。事務のかたに対応方法を伝えて、現地の言葉で現場スタッフに伝えるのでは二度手間ですよね。また、専門的な操作手順が正確に伝わらない可能性もあります。海外のお客様に合わせて可能な限り時間問わずサポートができる体制を敷く必要もあり、課題だと感じていました」(宮崎さん)

昨今では「ライン自動化」も悩みのひとつ。ライン自動化により、マニュアルでの操作に熟練した人員が必要なくなっている。一方で、宮崎さんは、「お客様から、昔と比べてトラブル発生時に発生箇所の特定が難しくなった、とお話を聞きます」と語る。つまりは、簡単な対応で解決するトラブルでも、発生箇所の特定をするために 現地に向かうケースも出てきてしまっていたと言う。

言語の壁を越える“写真”。双方向性を持ったマニュアル作成

納入先の工場のサポートで世界中を飛び回っている協和製作所製造部技術サービス課の宮崎伸也さん

納入先の工場のサポートで世界中を飛び回っている製造部技術サービス課の宮崎伸也さん

迅速な解決に向けたサポート体制、言語の壁、これらの課題を解決することはラインの安定稼働に繋がる。しかし、技術者の派遣も含め、“時間”が肝心となる作業で は、人的リソースで対応することにも限りがある。そこで着目したのが情報を整理し、インターネット上で素早く公開できるTeachmeだった。

「Teachmeを使えばインターネット上にサポートマニュアルを用意できます。また、写真撮影とコメントを入力するだけでマニュアルが作成できる点も魅力でした。細かな違いはあるものの、ラインで使われている機器は基本的には同じものです。操作に慣れていない作業員、異なる言語を使う海外の現地作業員も写真であればすぐに操作方法を理解することができると思います」(宮崎さん)

トラブル発生時には、技術者を派遣する以外にもメールを使って写真を受け渡しするサポートを行っていた。しかし、技術者を現地に派遣するのと同様、一方通行のコミュニケーションツールであるメールもお互いの共通理解に時間がかかり過ぎてしまう。また、素早く情報の受け渡しができる電話の場合、操作が必要な箇所を“言葉”で詳細に説明するほか、伝えるべき情報に齟齬が生まれないようにする煩雑さ、不正確さがあり、やはり時間がかかり過ぎてしまっていた。

「トラブル対応を含めサポートした内容は全て記録しファイリングしていました。しかし、また別のお客様から同じような症状の報告があった際、ファイルから情報を探し出す“時間”が生じていました。Teachmeはお客様をサポートしながら、マニュアルを作成することができるため、同様の症状が報告された際、速やかに該当するマニュアルを“検索”し、お客様をサポートできます」(天明さん)

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共通する悩みを一元化。情報基盤を確立していく

「あの人だけが使える」工作機械を「誰でも使える」ように工作機械のマニュアルも整備し始めている。

「あの人だけが使える」工作機械を「誰でも使える」ように工作機械のマニュアルも整備し始めている。

「Teachmeの活用範囲はまだ広げられるのではないか」、そう語る天明さんはすでにTeachmeを使ったビジネス構想を持っていた。先に挙げたように製造業界では「自動化」が進んでいる。これは人の手が必要になる作業を減らし安全性を確保するためである。安全性を確保することもラインの安定稼働には必須条件なのである。

自動化が進めば機械に精通した熟練者が減ってしまう側面があるが、Teachmeを使うことで、トラブルが起きやすい、お客様がつまづきやすい悩みを抽出し、共通化することが可能になる。また、こうした共通する悩みをシェアできる土壌を作り上げれば、ライン自動化による負の側面を解消し、安定向上や人的リソースの最適化など、メリットを最大限に引き出すことも可能になる。

「協和製作所が、Teachmeを使って機械トラブル発生時の対応方法などのノウハウを集約。まだ作業に慣れていないお客様もTeachme上で公開しているマニュアルを見ることで、トラブル発生時にお客様自身で対応できることを増やし、早期復旧に貢献したいと考えています。製造ラインはお客様の環境や用途により必然的にカスタマイズを要するので、より多くのトラブル対応ノウハウを協和製作所が蓄積し、Teachmeでお客様に受け渡す。そんな好循環を創り出していきたいと考えています」(天明さん)

ラインは自動化されても重要な箇所では人の手を必要とする。その分、安定稼働を実現し、安全性を高めることが可能になる。サポート体制にも“自動化”の流れを取り入れ、障害の対応力を高め、ラインの安定稼働に貢献したい、そう天明さんは考えているのだろう。

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小さな手間が大きな手間を省く。Teachmeは利益を生み出す下地になる

2014年に完成した協和製作所 綱島の新工場

2014年に完成した綱島の新工場

「Teachmeは幅広い可能性を持っています。お客様に対応した内容はそのまま保存しておけば、どんどん蓄積されデータベースができあがるでしょう。ラインで使用している機器に仕様変更が生じた場合、該当する画像を差し替えてコメントを変えるだけで済む。いままでのように一気に各種マニュアルを作って一方的に提供する、のではなく、インタラクティブに情報をやりとりしながら必要に応じて変化にも対応できるため、実益のあるマニュアルを提供できるのではないでしょうか」(宮崎さん)

ラインの安定稼働を実現するためにライン自動化や少人化が進む製造業界。一方で天明さんが語るように国や業界問わず抱えている課題「熟練者の減少」。しかし、“写真”は言語の壁を越えたコミュニケーションを実現し、情報伝達の迅速さ、正確さを高めることができる。また、天明さんや宮崎さんが考えるように共通する悩みを集約した情報基盤を作り上げることでビジネス効率を高めることも可能になる。

「弊社内にも言える事ですが、『聞いたほうが速い!』はトラブルに弱いんです。熟練すれば当たり前のことでも、熟練していない人にとっては複雑で難しいこと。その都度、聞いていればすぐに解決方法がわかり対応ができた、と思いがちです。しかし、熟練者がいなくなればそのままノウハウも消えてしまう。Teachmeを使って熟練者の“当たり前”を熟練していない人の“当たり前”にしていく。それは小さな手間になるかもしれません。しかし、確実に大きな手間を削減し、利益を生み出す下地になると確信しています」(天明さん)

(山川譲)


CORPORATE PROFILE 
会社名 株式会社協和製作所
URL http://www.kyowa-seisakusyo.co.jp/
所在地 神奈川県横浜市鶴見区駒岡5-19-3
事業内容 スリッターライン/レベラーラインの受注・設計・製造・販売・メンテナンス