導入インタビュー

【導入インタビュー】おたる政寿司様

Teachme Bizで「おいしさづくり・人づくり・幸せづくり」の浸透を図りたい

熱烈なオファーに応えてタイに進出

おたる政寿司は私の祖父が開業した寿司屋です。現在、小樽市内に店が2店あり、そのほかに銀座と新宿にも店を構えています。バンコク店と合わせると現在5店体制です。

祖父は創業以来、「できるだけ多くの人に美味しいお寿司を」をモットーに寿司を握り、店を運営してきました。3代目である私は、「できるだけ世界中に美味しいお寿司を」を目標に掲げて、日々奮闘しています。

海外進出に関しては、これまでニューヨークやアブダビなどいろいろな場所からオファーがあったのですが、今回、アイコンサイアムの核テナントとして出店する高島屋さんからの要請を受けて、出店に至りました。

実は一度お断りをしたんです。昨年後半は事業承継の手続きで忙しく、そのほかにもTV番組の全面監修を手掛けていたため時間的な余裕がなかったのですが、高島屋さんの熱烈なオファーに応えたいと考え、バンコク進出に踏み切りました。

SNSの活用で集客力をアップ

バンコク店は昨年11月のオープン以降、12月までは絶好調だったものの、年明けからがくんと客足が急降下してしまいました。そこで集客力を上げようと、インスタグラムやフェイスブック、雑誌の広告などプロモーションに力を入れたところ、おかげさまで4月頃から徐々に客数が伸び始め、その後も着実に増えています。

現在、来店客の80〜90%はタイ人のお客様。日本人に向けた寿司は銀座店で10年やってきました。タイではタイ人のお客様に満足いただくことが使命です。といっても、フュージョン化するつもりはまったくありません。

おたる政寿司が提供しているのは「蝦夷前」の寿司。塩分についてはタイ人の方の志向に合わせるため若干濃度を強くしていますが、ネタの鮮度を活かし、できるだけ「蝦夷前」そのままの形で出すようにしています。

10年計画で仕事基準書をビジュアル化する

Teachme Bizは、銀行主催のビジネス会で知りました。見た瞬間、これだと思いました。こういうツールに恋い焦がれていたといったらちょっと大げさでしょうか(笑)。

導入目的はずばり、私が作成している仕事基準書をビジュアル化するためです。この仕事基準書は私がこつこつとまとめてきたもので、全部で170ページものボリュームがあります。

中身は、企業理念から接客サービス、レシピに至るまで、おたる政寿司のすべてがここにあるといっても過言ではありません。時間はかかると思いますが、この仕事基準書をすべてTeachme Bizを使って動画にしていきたい。名付けて「10年計画」です。

Teachme Bizの良い点は、いつでもどこでもスタッフが見られること。記録も非常に簡単です。例えば、あんこうのおろしかたを「GoPro」をつけて目線と同じ動画にすれば、スタッフは手順を理解しやすくなります。また、Teachme Biz は更新しやすいので、常に鮮度の良い情報に触れることができる点もいいです。自分の失敗談やマニュアルにしづらいノウハウ集もどんどん動画化していくつもりです。スタッフのよい勉強になりますから。

チームが同じ方向を向くためにもTeachme Bizを活用

Teachme Bizは、おたる政寿司の経営理念「おいしさづくり・人づくり・幸せづくり」を浸透させていくためにも非常に有効だと考えています。いま、おたる政寿司は全部で150人の従業員を抱えていますが、従業員への企業理念の浸透と具現化は長く私の課題でした。ちょっと気を許すと、すぐにブレてしまうからです。

年に一度の経営発表会や幹部発表会で経営理念を毎回伝えてはいますが、エネルギードリンクといっしょで、瞬間的には効くけれど、長く持続させるのが難しいです。しかし、Teachme Bizを使って動画化しておけば、場所を問わずに確認できる。そうなれば理念の浸透効果が高まります。

ベクトルがバラバラを向いていては、チーム力は発揮できません。みなが同じ方向を向いて力を出したとき、チームの力は最大限に達します。経営理念や自分の考えを協力にアウトプットするツールとしてTeachme Bizを貪欲に活用していきたいですね。

お客様向け情報としても活用中

タイに来てわかったのが、日本とタイでは飲食店に求める要素が違うということです。日本では「この魚はいつどこで取れた」というスペックの紹介が有効ですが、タイ人に求められるのはメリット。うちでしか食べられないとか、派手な演出でインスタ映えするとか、そのお客様にとっての利点が求められます。

そのため、スタッフが私のキャラクターを作ったり、卵焼きにそのキャラを焼印として押して名物メニューに仕上げたり、タイ人に好まれるさまざまな工夫を施しています。そうしたタイ人向けの工夫にもTeachme Bizは使えますね。というか、使い方は無制限。制約はまったくないのだと思います。

バンコク店では、タイ人のお客様向けに「お寿司のつまみかた」や「わさびの量」など、お寿司の食べ方などの動画化も行っています。店への行き方をお客様にわかりやすく案内するガイドマップとしても利用していますよ。おたる政寿司はサイアム高島屋のレストラン街であるローズダイニングにあるのですが、場所がちょっとわかりづらくて、たどりつけないというお客様が少なくないんです。この店をトイレだと思っていた、なんてお客様もいらっしゃいます(笑)。

その点、Teachme Bizを使えば、目印やポイントとなる場所を示しやすい。これでお客様が迷子になる確率はぐっと減るはずです。

思いまで届けなければファンは獲得できない

寿司屋は競争が激しい世界です。銀座に店を出したときも苦労しました。銀座の寿司店は新陳代謝が激しく、3年で70%、7年で30%の店しか残らないという厳しいマーケット。生き残りは容易ではありません。ただ美味しいお寿司を握るだけではダメなんです。

お客様の苦手なもの、お好きなものを顧客カルテでしっかりと管理し、こちらの思いまで届けなければなりません。それはタイでも同様です。リピーターになっていただき、3回目の来店の方には特別感をご提供し、優越感やここに来てよかったという肯定感にも浸ってもらえる。そんなサービスが不可欠です。

タイでも日本でもTeachme Bizを目一杯使って、「おいしさづくり・人づくり・幸せづくり」を日々、進めていきます。そこにゴールはありません。