導入インタビュー

【導入インタビュー】NOE ASIA PACIFIC 様

音に特化したスーパーニッチな企業

 弊社の親会社は日本音響エンジニアリング。1974年の設立以来、 半世紀にわたって「音」に関わる事業だけを展開している会社です。

 事業内容は当初、音に関する建築の内装工事業でした。具体的には、テレビスタジオや録音スタジオ、イベントホール、コンサートホール、個人のお宅のオーディオルームの設計・施工です。この設計・施工事業はいまも売上の大部分を占めています。

 その後、設計・施工とは切り離して、室内の音響測定、遮音性能や床衝撃音の測定といった測定事業もスタートしました。蓄積したノウハウを活用して、現在は映画館やライブハウス、集合住宅などを対象に音響コンサルティングも行っています。

 さらにロボットを使って音響を自動計測する実験室も提供していますし、自動車メーカー等から製品(車や部品等)をお預かりして音響性能の試験サービスを提供しているほか、航空機の騒音測定システムも手掛けています。日本の民間の空港であればほぼすべて、国や自治体に計測システムを納入しているか、騒音測定していると思っていただいて間違いありません。

  音に特化した高品質な製品やサービスを提供している会社としては世界にもあまり例がないでしょう。スーパーニッチな会社です。

音の発生源を見える化した計測器を開発

 世の中にはない音の計測器も独自に開発しています。その一つが、音の発生箇所を探す全方位音源探査システム「Noise Vision」(ノイズビジョン)。音が出ている場所を写真上で見える化した計測器で、サーモグラフィーの音版です。

 最近は工場の騒音対策の案件が増えてきました。日本では地域ごとに騒音の環境基準があり、工場の敷地境界で何デシベル以下という基準を守らなければなりませんが、計測器を使って音の発生源を可視化すれば、対策の優先順位がつけやすくなります。
  オフィス系の需要も近年のトレンドの一つ。外資系の大手企業はオフィスの設計指針も独自にしっかり持っていて、テレビ会議向けの音響設備にも非常にこだわりがあります。職場に福利厚生目的でプレイングルームや充実したカフェテリアを導入するなど、オープンなスペースづくりにも熱心ですが、ワーキングスペースとの棲み分けはしっかりしていて、仕事をする環境には音が影響しないように配慮しています。日本の企業も徐々に変わってきていますが、「音」環境に関してもっと目を向けていただきたいと思っています。   
 

タイでは試験サービスの提供から事業をスタート

 タイには2018年1月に進出しました。なぜ、タイなのか。日本音響エンジニアリングの株主は設立以来ずっと日東紡績でしたが、2015年にヒビノに変更になりました。それを機に、海外進出に関して具体的な検討を始め、狙い定めたのがタイです。 日本の自動車メーカーはどこもタイで工場を開設しており、研究開発機能を持たせているところもあります。進出以前にもいくつかプロジェクトに関わっていたこともあり、比較的参入は容易だろうと考えました。

 といっても仕事が取れる確証があったわけではありません。海外進出は来てみないとわからないことがとても多いのというのが実感です(笑)。

 まずは小さなところから開拓しようと、本業の室内音響設計・施工は後回しにして、試験サービスの提供から着手しました。音の性能を測る試験設備を作り、自動車メーカーや部品メーカーにこの試験設備の利用を働きかけたわけです。それまでは、日本に送って試験をするしかなかった製品のテストをタイで行えるようにしました。

 さらに、音や騒音に関連したコンサルティングや、材料の音響性能試験、エンジニアのトレーニングといったサービスのほか、お客様の要望に応じたさまざまな音響実験室も提供しています。

音を体験できる設備を開設

 昨年の11月からは、本業である建築音響の設計・施工についても本腰を入れるべく、音を体験できる設備を新たに設けました。 弊社自慢の音響内装を組み込んで、技術をPRできる環境を作ったんです。

 自動車メーカーや部品メーカーは日本でおつきあいがありますが、設計・施工のターゲットとなるスタジオや個人のオーディオファンはタイで開拓していかなければなりません。開拓は容易ではありませんが、いまのところ、お客様の反応は非常にポジティブですね。弊社自慢の音響内装を組み入れた設備で音を体験されるとみなさんびっくりされます。

試験業務のマニュアルからTeachme Bizの活用スタート

 Teachme Bizは、2019年12月に開催されたJETROの懇親会で知りました。 機能を知ったときに「これは使える」と直感しましたね。すぐに導入を決め、今年の1月から使い始めました。まだ使いたてのほやほやです。

 最初に使ったのは試験業務のマニュアルです。タイで音の性能の試験業務を開始したときに、担当者にPCでマニュアルを作成させましたが、実はそれから1年半が過ぎても中身はまったく更新されていません。その間、特別な扱いが必要なサンプルの測定を経験したりやトラブルの解決策などの ノウハウが貯まる一方で、いっこうにマニュアルに反映されていないのです。ここにTeachme Bizが活きる、と考えました。

 PCでマニュアルを作るとどうしても時間がかかりますし、PowerPointの一画面ではなかなか必要な要素を入れることができません。

 しかし、Teachme Bizなら作るのも更新するのも簡単です。トラブルが起こったときの情報を記録として残しておけば、いざというときにも迅速に対応できます。動画のクリップを簡単に入れることができるのも大きい。Teachme Bizの導入で機動力をあげていきたいですね。

 タイではスタッフの離職率も高いです。その意味でも、 誰が来ても作業をスムーズに進められるよう、Teachme Bizを使ってベースのシステムを作ることは非常に重要だと思います。

最大限にTeachme Bizを使っていきたい

 導入を決めた時点で、すぐにスタッフをTeachme Bizの教室に送り込みました。幸い、いまのところ誰もが楽しそうにTeachme Bizを使ってくれています(笑)。目次は私が作って指示していますが、これからに期待が持てそうです。

 昨年11月に作った、音を体験できる設備にお客様をお招きして実施しているデモンストレーションの手順についても、Teachme Bizでマニュアル化していくつもりです。タイのローカルメーカーで委託生産した製品を日本に輸出する事業も手掛けていますが、その際の 品質検査の手順もTeachme Bizで残していきます。

 タイでうまく機能し始めたら、Teachme Bizを日本側に紹介することも考えています。日本側も、性能試験の手順もPowerPointや手順書を 作ってまとめているだけで、決して十分とはいえません。適切なプラットフォームがないため、なんとなくそのままになっていますが、 Teachme Bizを使えば作業効率はぐっと良くなるのではないかと思っています。タイでTeachme Biz活用を軌道に乗せた暁には「タイではこういう手順でやっています」と日本側に見てもらい、タイだけでなく日本でも品質が向上するようになるといいかなと考えています。

 身近なところでは、弊社オフィスの道案内図もTeachme Bizで作っていきたいですね。弊社オフィスはQiss Mallというモールに併設されたオフィスビルに入っていますが、場所がわかりづらくて、道に迷うお客様が多いんです。

オフィスまでの道案内図
How to access NOE Office

ショールームまでの道案内図
How to access NOE Showroom

 しかし、Teachme Bizを使えば、オフィスへの行き方を簡単にわかってもらえるでしょう。 用途が幅広いのがTeachme Bizの素晴らしい点。活用範囲をどんどん広げて、総務や経理、書類の整理に至るまで最大限に使っていきたいですね。

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